こんにちは!
お家にあるものですぐにゲームが遊べちゃう『#月刊あそんでね』、2月号です。
さてさて、1月31日配信の2月号のテーマは「ネコの日」。皆さんご存知でしたか。2/22は猫の日だって言うんですよ。なんでかって?
にゃんにゃんにゃんだかららしいですよ。言いたいことはいろいろなくもないですが、しょーがない。そういうわけで我々はこの「ネコの日」を2月のテーマに決めました。
でも普通は、2月といってまっさきに思いつくのは「節分」ですよね。そして普通は節分といえば、豆まきですよね。
だから「ネコ」と「豆まき」、混ぜちゃいました。私達はこれから、ネコをまくことにいたしましょう。
それでは月刊あそんでね第二号『ネコスル』、よろしくおねがいします!!
月刊あそんでねについて
『月刊あそんでね』と題して、季節感のあるテーマとそれに即したシステムを持ったゲームをゆるーく作っては発表していくたのしい企画です!
ご家庭にあるものをつかえばすぐに遊べちゃうようなゲームを毎月1つ発表します。
ゲームの遊び方はこのブログでも掲載しますし、BOOTHで印刷状態できるルールブックを毎回公開する予定です。
今回で創刊第二号となります。
どうぞ楽しみください!
<2019年2月号目次>
『ネコスル~猫は足から着地する』
おはなし
うわ~っ、たいへんだ! ついにご近所の猫たちが、商店街をめぐって大暴れ!!
あなたはこの近隣を牛耳ろうとする、新進気鋭のボス猫です。ライバルたちを押しのけてなわばりを宣言するため、商店街に自分の手下の猫たちをばらまいて、できるかぎり多くの店舗をバランスよく手中におさめましょう!!
基本情報
・2~4人用
・10分くらい
・10歳以上
用意するもの
・トランプ ×1セット(ジョーカー2枚のふつうのやつ)
・平らなテーブル、または床。
※カードを取り扱いやすいように、布や座布団を敷くとなお良し、です。
ゲームの準備
必要なカードを分けて、山札を作る
①トランプから絵札(J、Q、K)とA、JOKERを、すべて抜き出します。
②JOKERのカードはこのゲームでは使いません。箱にしまいます。
③J、Q、K、Aはマークごとに分けます。
④残ったカードはよく切って山札にしておきます。ゲーム中、捨て札が出てきたときは山札のそばを捨て山に決めて、そこに捨ててください。
自分のマークと先手番を決める
①さきほどマークごとに分けた4枚の束を、ひとり1セット持ちます。
②この4枚は、1枚1枚が猫であり、「ボス猫」であるあなたの分身である「A」と忠実な3匹の「手下」の「J」「Q」「K」です。「トラ猫組」とか「オフィス白猫」とか、好きな団体名を名乗ってね。どちらが頭で、どちらがしっぽかな?
③猫セットは、オモテ向きのまま各自の手元に置いておいてください。余ったセットはゲームで使いません。箱にしまいます。(4人プレイであれば、セットは余りません)
④最初のリーダーを決めます。特に理由がなければ、最も猫の鳴き声が上手な人が最初にリーダーをやります。
ゲームのあそびかた
各ラウンドは前半の「猫を商店街に派遣する」パートと、後半の「ナワバリの判定を行う」パートに分かれています。
猫を商店街に派遣する
ラウンドの準備:商店街のセッティング
①リーダーは、山札から5枚を引いて好きなように4枚を選び、2枚ずつをL字状に2つの組にして互いに違いに並べます。余った1枚は捨て札にしてね。
▲並べ方は写真を参考にしてね。
※カードの選び方がよくわからないときは、適当でだいじょうぶです。詳しくは、ゲームが進んでから「ゲームの終了」の項目を見てください。
②カードの距離はおおむねカード1枚分を目安にします。
▲こんなしっかり測らなくてもだいじょうぶ、もっと気楽にやってね。
③この場所が、今回のラウンドでナワバリを奪い合う商店街であり、置かれたカード1枚1枚が店舗です。どのカードが何のお店なのでしょうね!
ラウンドのプレイ:手番にやること
①リーダーから手番をプレイします。
②手番をプレイする人は、右か左かどちらの手でも良いので、こぶしを握って「猫の手」を作ります。
③自分の「猫」を1枚選んで、こぶしに載せます。
④猫の手を勢いよく動かして、猫を商店街に飛ばします。
⑤左隣の人が次の手番(猫を商店街に派遣する)を行います。
※ラウンド中に手番を行う回数は、プレイ人数によって変わります。
・3人プレイ、4人プレイのとき:1人1回ずつ手番を行ったら、次の「ナワバリの判定」のステップに移ります。
・2人プレイのとき:1人2回ずつ手番を行います。この際、プレイヤーA(1手番目)▶プレイヤーB(2手番目)▶プレイヤーB(3手番目)▶プレイヤーA(4手番目)という順番で、手番を行うようにしてください。
なわばり判定
・ラウンドの全員の手番が終わったら、なわばりを取得していきます。
・まずは「裏返ってしまった猫カード」と「どの店舗カードにも載らず、接触もしていない猫カード」を商店街から取り除きます。
・店舗ごとに、店舗カードの上に載っている猫カードの有無をチェックして、以下の判定を行います。
猫が1匹だけ載っているか、接触している店舗
その猫カードの持ち主が、店舗カードを獲得します。
▲この写真の例では、「♣7」と「♥6」の店舗は、1枚だけ載っている「♥J」の持ち主が取得します。
猫が複数載っていて、猫同士が重なっている店舗
最も上に載っている猫のボスが、店舗カードを獲得します。
▲この写真の例では、「♥6」の店舗は、「♥J」と「♣J」が重なっていて、上に載っている「♣J」のボスが取得します。「♣7」の店舗は、1枚だけ載っている「♥J」の持ち主が取得します。
猫が複数載っているが、猫同士が重なっていない店舗
猫カードが載っている面積を比べて、明らかに広い方の猫が判断できれば、その猫のボスが店舗を獲得します。
▲この写真の例では、「♥10」の店舗に、「♥K」と「♥Q」、「♣K」の3枚が載っています。載っている面積がもっとも広い「♣K」のボスが取得します。「♣3」の店舗は、1枚だけ載っている「♣K」の持ち主が取得します。
※重なりの有無は面積よりも優先します。例えば同じ店舗の上に、重なっている猫と、離れたところに重なっていない猫がいる場合、重なっている猫だけを見て判定してください。
猫が載っていないか、重なりや面積を比べてもどの猫が優位か判断できない店舗
今回のラウンドでは誰も手中に収める事ができなかった店舗は、捨て札にします。
受け取った店舗
受け取った店舗は、ゲームの終了条件や、ゲームの最後に勝敗を決めるときに参照します。
マークや枚数がみんなから見える状態で、各自の手元に置いてね。
回収した猫
使用済み猫カードは持ち主が回収して、ウラ向きのまま置いておきます。使用済みのカードは、もう派遣することができません。
ゲームの終了と勝敗
ゲームの終了条件
このゲームの終了条件は、以下の2つがあります。
・誰かが獲得した店舗で「ハート♥」「クラブ♣」「スペード♠」「ダイヤ♦」の4種類のマークを揃えたとき。
・誰かが獲得した店舗で、いずれかのマークで2ペアを作ったとき。
※マーク1種類が4枚になった場合も2ペアとします。
ナワバリ判定をしたあと、どちらかの条件を満たすボスがいたとき、ゲームを終了して、「勝敗」の手順に進みます。
まだ誰も条件を満たしていなければ、リーダーを右隣の人に交代して、プレイを繰り返します。「商店街のセッティング」の手順に戻ってね。
勝敗
・終了条件を満たしたボスが1人だけだったとき
そのボスが優勝します。商店街はあなたのものだ!!
・終了条件を満たしたボスが複数いたとき
店舗カードの獲得枚数が多い方のボスが勝利します。それでも決まらないときは、勝利を分かち合います!
印刷データ配信中
印刷して遊びたい人は、BOOTHのページからマニュアルをダウンロードしてね。
1人用ルールや選択ルールもあります▼
このゲームのクレジット
『バネコスル~猫は足から着地する』©2019
ゲームデザイン:
まこと(転がるサイコロ亭)
なかよし(東京なかよしデザイン)
「#月刊あそんでね」
企画運営:東京なかよしデザイン twitter:@TkyND
メッセージの宛先:tokyonakayoshidesign@gmail.com